杉原千畝 命のビザ、原本を公開 杉原氏の手書き署名

岐阜県八百津町は23日、第二次大戦中に「命のビザ」で多くのユダヤ人を救った同町出身の元外交官、杉原千畝(ちうね)(1900〜86年)が発給したビザ(査証)の原本を報道陣に公開した。

公開されたビザは、7歳の時に家族とともにビザの発給で助けられたというユダヤ人のシルビア・スモーラーさん(82)=米ニューヨーク州在住=が93年に町に寄贈。町は98年まで町有施設で不定期に公開してきたが、その後は劣化が進んだため、町役場の金庫室に額に収めて厳重に保管している。2000年に開設した「杉原千畝記念館」(同町八百津)では複製を展示している。

「命のビザ」を含む資料が、17年の登録を目指す国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界記憶遺産の国内候補に選ばれるなど千畝の功績に注目が集まり、報道機関からの撮影要望も相次いだため、今回限りで公開することにしたという。

ビザには「査証(英吉利〜敦賀上陸)滞在拾日間 昭和十五年七月三十一日 在カウナス 領事代理杉原千畝」の署名押印がしてある。

同記念館の国枝大索館長は「本物は迫力があり、見ていると千畝とユダヤ人のやりとりや心情が読み取れる気がする。貴重な資料なので公開する機会がなく残念な思いもある」と話していた。

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